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夜来香 〜若叔母と甥、禁忌の果て〜(改訂版)
第19章 懺悔

結奈は部屋に戻るとすぐにバスタブにお湯を溜める。
本当に一晩だけのことだったのだろうか?
あまりに濃く、長い夜に思えた。
スマホの日付は昨日の翌日を表示していた。

【少し休まなきゃ…今日は陽翔の家に行くんだ……】

お風呂が溜まったことを無機質な音声が教えてくれた。
とにかく身体を休めたくてお湯に浸かっていった。
こんなことになる前から家庭教師は今日が最後と決めていた。

【でも…どんな顔をして陽翔に会えばいい……】

後悔が身体の奥底から沸き上がってくる。
それが全部、瞳から溢れてくるようだった。

「ぅっ…ぅぅっ……んぐっ……ごめん…ごめん…ごめん…ごめん…ごめん……陽翔ぅっ……ぅぅ……」

どうして流された?
どうして踏み止まれなかった?
どうして逝き狂った?
どうして従った?
どうして…望んでしまった? …どうして……

「陽翔のことが好き……すごく……好き……大好きなのに……」

【……こんなことになる前に伝えておけばよかった……そうじゃ、ないか……伝えなくてよかったんだ……】

髪を洗い、身体を洗っていく。
どんなに時間をかけて洗っても、染み着いた汚れも匂いも取れない気がした。

「はぁっ……やっぱり……ごめんなさい……」

結奈はクローゼットから真新しい下着を取り出した。
派手さもない、純白のシルクの下着。
これを陽翔に見せることはないと思う。

二人きりで授業をすると、きっと駄々を捏ねられてしまう。
姉と陽翔と三人でリビングで粛々と話をしよう。  
当たり前の叔母と甥っ子の関係に戻るだけだ。

誘惑しておいてと、また自分を責めた。

【もう陽翔に触られたくない……触られる資格も残っていない……】

ベッドに横たわると涙は止まらないのに、いつの間にか泥のように眠りに落ちていた。



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