この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
面会に来た嫁を襲う老人ホームの鬼畜たち
第13章 13
亡くなった光男の妻は、結婚当初は、
「息子には勿体ない知性美のある嫁が来た」
と、喜んでいたが、顔を見せない茉莉花に、
ある頃から、苛立ちを持つようになっていき、
「いくら仕事ができても、嫁らしいことは
何一つしないのでは…」
と、愚痴るようになり、満にも、
「たまには一緒に来なさい」
と、怒るようになっていった。
家の中でも苛立ちを隠さない妻に、
大人しい光男は辟易していた。
「あなたからも厳しく言ってください」
妻の怒りはいつの間にか、
光男にも向けられるようになっていった。
夫婦円満だった光男と妻の家庭に、
不満と怒りをもたらしたのは、
息子の嫁の茉莉花という状況になっていた。
満にそのあたりの事情を話すと、
茉莉花は満と一緒に来るようになった。
と言っても月に一度くらい。
それも、急用が入るなどして、キャンセルや、
途中退席も多かった。
まるで、仕込んでいるかのように鳴る茉莉花の
スマートフォン。
満に言わせれば、
「自分を含めて、部下のミスなどの苦情、
クレームの対応に茉莉花が追われている」
ということだったが、課長になってからは、
益々仕事が増えたのか、キャンセルも相次いだ。
光男の妻は、たまに顔を出す茉莉花に
それでも感謝していたが、光男は不満だった。
家族より、顧客なのか?
経理畑で、営業職ではなかった光男には、
その辺りの事情が理解できなかった。
一度は、光男の妻が茉莉花の誕生日に、
誕生日会をしようと言って、ケーキを作って、
待っていたが、急な仕事でキャンセルになった。
その時ばかりは、光男の妻もキレて、
そのケーキを一人でやって来た満に投げつけた。
誕生日会の不参加…。
事情はテレビ番組に映っていた茉莉花を見て、
光男にも理解はできていたが、
頭で理解できても、あの時を思い出した光男。
セックスもできない。
子供もできない。
いくら勉強ができて、優秀で、美人で、
仕事ができても、家族になれない女なら、
別れた方がいい。
心のどこかでずっと思い続けてきた光男。
それが言語化できるようになった。
セックスもできない女なんて…。
女ではない。
息子の満が結婚して6年間、セックスもできずに
過ごしてきたという現実が、
光男には耐えられなかった。
「息子には勿体ない知性美のある嫁が来た」
と、喜んでいたが、顔を見せない茉莉花に、
ある頃から、苛立ちを持つようになっていき、
「いくら仕事ができても、嫁らしいことは
何一つしないのでは…」
と、愚痴るようになり、満にも、
「たまには一緒に来なさい」
と、怒るようになっていった。
家の中でも苛立ちを隠さない妻に、
大人しい光男は辟易していた。
「あなたからも厳しく言ってください」
妻の怒りはいつの間にか、
光男にも向けられるようになっていった。
夫婦円満だった光男と妻の家庭に、
不満と怒りをもたらしたのは、
息子の嫁の茉莉花という状況になっていた。
満にそのあたりの事情を話すと、
茉莉花は満と一緒に来るようになった。
と言っても月に一度くらい。
それも、急用が入るなどして、キャンセルや、
途中退席も多かった。
まるで、仕込んでいるかのように鳴る茉莉花の
スマートフォン。
満に言わせれば、
「自分を含めて、部下のミスなどの苦情、
クレームの対応に茉莉花が追われている」
ということだったが、課長になってからは、
益々仕事が増えたのか、キャンセルも相次いだ。
光男の妻は、たまに顔を出す茉莉花に
それでも感謝していたが、光男は不満だった。
家族より、顧客なのか?
経理畑で、営業職ではなかった光男には、
その辺りの事情が理解できなかった。
一度は、光男の妻が茉莉花の誕生日に、
誕生日会をしようと言って、ケーキを作って、
待っていたが、急な仕事でキャンセルになった。
その時ばかりは、光男の妻もキレて、
そのケーキを一人でやって来た満に投げつけた。
誕生日会の不参加…。
事情はテレビ番組に映っていた茉莉花を見て、
光男にも理解はできていたが、
頭で理解できても、あの時を思い出した光男。
セックスもできない。
子供もできない。
いくら勉強ができて、優秀で、美人で、
仕事ができても、家族になれない女なら、
別れた方がいい。
心のどこかでずっと思い続けてきた光男。
それが言語化できるようになった。
セックスもできない女なんて…。
女ではない。
息子の満が結婚して6年間、セックスもできずに
過ごしてきたという現実が、
光男には耐えられなかった。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


