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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第30章 神寂びの森とつながる未来
「さ、俺らも行くか」
「うん」
すっと素直さんが手を伸ばしてくれる。
顔は明後日の方向だ。
一瞬、何? と思ったけれど、その意味するところが分かった私は、差し出された腕にしゅるっと自分の腕を絡める。
「おっ!」
予想と違ったのか、彼がそんな声を漏らしていたので、私はわざと『いいじゃん』なんて言ってみる。
多分、彼は彼で、巴さんたちの前で手を繋ぐのが恥ずかしかったのだろう。
そして、手を繋ごうとして差し出したのに、私がそれを絡め取るように抱きついたので、ちょっとびっくりしたみたいだった。
仲良しの巴さん夫婦。
私も思ったけれども、もしかしたら素直さんも『あの二人みたいに、なれたらいいな』なんて思ってくれたのかな?
だとしたら、とても嬉しい。
「ねえ、素直さんは、神様に何をお願いしたの?」
ぎゅぎゅっと抱きついたまま、聞いてみる。
ちらっとこちらに目をやって、一瞬、顔が赤くなるのを私は見逃さなかったよ?
「や・・・なんだ・・・」
「何?」
腕を組んで歩きながら、
あたかも『前向かねーとあぶねーから』みたいな感じで、視線を私からそらしていたけれども、たしかに彼は言ってくれた。
『ゆらさんと、ずっと仲良くいられますように、だよ』
その照れた横顔が可愛くて、愛しくて、
私の胸は、またいっぱいになってしまったのだ。
「うん」
すっと素直さんが手を伸ばしてくれる。
顔は明後日の方向だ。
一瞬、何? と思ったけれど、その意味するところが分かった私は、差し出された腕にしゅるっと自分の腕を絡める。
「おっ!」
予想と違ったのか、彼がそんな声を漏らしていたので、私はわざと『いいじゃん』なんて言ってみる。
多分、彼は彼で、巴さんたちの前で手を繋ぐのが恥ずかしかったのだろう。
そして、手を繋ごうとして差し出したのに、私がそれを絡め取るように抱きついたので、ちょっとびっくりしたみたいだった。
仲良しの巴さん夫婦。
私も思ったけれども、もしかしたら素直さんも『あの二人みたいに、なれたらいいな』なんて思ってくれたのかな?
だとしたら、とても嬉しい。
「ねえ、素直さんは、神様に何をお願いしたの?」
ぎゅぎゅっと抱きついたまま、聞いてみる。
ちらっとこちらに目をやって、一瞬、顔が赤くなるのを私は見逃さなかったよ?
「や・・・なんだ・・・」
「何?」
腕を組んで歩きながら、
あたかも『前向かねーとあぶねーから』みたいな感じで、視線を私からそらしていたけれども、たしかに彼は言ってくれた。
『ゆらさんと、ずっと仲良くいられますように、だよ』
その照れた横顔が可愛くて、愛しくて、
私の胸は、またいっぱいになってしまったのだ。

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