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O……tout……o…
第1章 おとうと
 15

 わたしの右脚の太腿辺りに、固く脈打ち、小さくブルブルと震え、熱い感触を感じてきたのだ。

 え…

『普通の男はさぁ、みんなヤってるのよ…』

『ヤらなくちゃいられないのよ…』
 脳裏に、先輩からのそんな会話がぐるぐると巡っていた。
 
 そして…
『凄く固くなってさぁ…
 それを弄ってさぁ…』
 そんなあの臨時の性講座の会話まで浮かび上がってくる。
 
 うわっ、これが…アレ………
 こんなに固くて熱くなるんだ…

 そしてさっき、部屋に逃げ込んだ際に雷光の中に一瞬浮かび上がって見えた、あのそそり勃っていたしんちゃんのアレの…
 あのカタチが…
 脳裏にハッキリと浮かび上がってきていた。

 それと、あと、もうひとつ…
 しんちゃんの左手に握られていた、わたしのピンク色のパンティの存在も…

『やっぱさぁ、男子ってぇ、下着、特にパンティが好きみたいよぉ…』
 そして、そんな先輩の声も…
 ザワザワと、わたしの心を騒つかせ、波たたせてくる。
 
 すると…
「あ、あーちゃん……ぼ、ボク……」
 しんちゃんの声が、そんな逡巡の想いに割って入り…

「ぼ、ボク…あーちゃんのことが……

 す、好きっ、だいすきなんだっ…」
 わたしの目を見つめ、そして、泣きそうな潤んだ瞳で、そう言ってきた。

「え…」

 それは…

「初めて会った時から…
 ううん、初めてあーちゃんを見た時から…
 大好きなんだっ…」
 小さい声なのだが、力強く云ってくる。

 それは…
 それって…

「え、し、しんちゃん………」

 確か…
 初めて会った時、しんちゃんは8歳の小学二年生だったはず。

「き、キレイで…
 笑顔がキラキラして…
 こんな可愛いくて、いや、美人な人がお姉さんになるなんて…
 って、ドキドキしたんだ………」

 しんちゃんは、わたしを上から両肩を押さえるカタチで、やや赤く、潤んだ瞳で見つめながらそう激白してきた…
 いやそれは、慟哭といえる。

「あ…う、うん……」

 それは…
 それって…
 
 そしてわたし自身ドキドキと高鳴りながら…
 だけど…
 どう返していいか?…
 どう応えてよいのか分からない。

 わたしだって一目見た時から大好きだった…
 あ、今も大好き…
 だけど、、それは、それって…
 8歳のかわいいしんちゃんであって…

 


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