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赤椿の島、青き恋~椿島の人魚たちへ
第2章 叶わぬ夢~憧れ~
 もちろん、石像は黙したままで何も喋らないが、あの老人を彷彿とさせる柔和でどこか滑稽な〝おじいちゃん〟の表情は、どこまでも真剣に香蘭の話を聞いているようにも見える。




「ね、おじいちゃん、私って、心が狭い嫌な人間なのかな」




 そこまで喋り、香蘭はふいに哀しくなって泣けてきた。
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