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赤椿の島、青き恋~椿島の人魚たちへ
第2章 叶わぬ夢~憧れ~
 諦めの吐息をつき、香蘭の脚は自然と青海楼とは別方向へと向いていた。





 半刻余り歩くと、華やかな四阿が見えてくる。朱色と緑を基調した広大な建物は、単に四阿と呼ぶより、御殿といった方がふさわしい重厚さ、華やかさであるものの、立派な屋根を持つそれは吹き抜けで壁は一切なかった。
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