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赤椿の島、青き恋~椿島の人魚たちへ
第4章 心に降る雨ー海辺にて、炎の一夜。身も心も燃やし尽くしてー
無限に続く快楽地獄は、香蘭に歓びと苦悶を与え続ける。互いに極めた回数は恐らく片手では足りなかったのではないか。
ついに意識を手放し、くったりとなった香蘭を男は腕に抱いて横たわりつつ、愛しげに引き寄せたのだった。
彼女を見つけた当初は烈しく降りしきっていた雨も、今は止んだらしい。軒を烈しく叩いていた風雨もふつりと止んで、不気味なほどの静寂が小さな浜辺の小屋を取り巻いていた。