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赤椿の島、青き恋~椿島の人魚たちへ
第4章 心に降る雨ー海辺にて、炎の一夜。身も心も燃やし尽くしてー
 香蘭の唇をすかさず男が奪い、香蘭も情熱的に応える。肉厚の舌が小さな口に差し込まれるや、香蘭は逃げるどころか、自ら大胆に舌を絡め濃厚なキスは延々と続いた。まるで口づけそのものがこれから起こるであろうことを象徴しているかのようだ。


 既に男の彼自身はまたしても大きく嵩張り、天を向いて隆々とそびえ立っている。香蘭がそっと彼自身を握り愛撫すると、男が軽やかな笑い声を立てた。



「初(うぶ)なそなたがいつ、こんな手練手管を憶えたのかな」



 半ばからかうような声は、香蘭の大胆さを嫌悪するどころか面白がって歓迎しているかのようである。
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