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赤椿の島、青き恋~椿島の人魚たちへ
第3章 月夜の出逢い
 知るはずがないし、知りたくもないーとは流石に言えない。




 香蘭は唇に歯を立てた。




「悪いのはミンさまです。私は自分が間違ったことをしたとは思いません」




 香蘭はまだ妓生ではないにも拘わらず、嫌らしい手つきで身体中を撫で回したどころか、口づけさえしようとした。自分はギリギリのところまで辛抱していたのだ。手の一つ二つ握られただけで抵抗したわけではない。
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