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イケナイアソビ。
第8章 恋して! ウェアウルフ

 雄々しい楔に穿たれた宝の目に火花が散る。
 腰を弓なりに反らせば、より接合は深さを増した。

 グチュ、メリメリメリ。

「っひ、ぐ、おっき、ああああああんっ!」
 どんなに深く接合しても、丞はまだ満足しなかった。
 深く打ち付けた楔を自ら引き抜いた。


 宝をベッドから床に下ろす。
「は、ぐ……」

 丞は宝の両足をこれ以上ないほどに広げさせると、天井に向けて後孔を掲げた。
 華奢な身体を腰をさらに持ち上げてみせた。


「ん、待っ!」
 これで終わりではないことを本能的に理解している宝は容赦のない丞に声を上げるが、その声も空しい。



 ググググ……グチュゥウウウ!
 重力に従ってより深く突き刺さるように勢いよく楔を沈めた。


(こんなっ!!)
「あぐ、あああっ!!」
 これでもかというほどの深い抽挿に、宝は二度目の精を放つ。
 自ら放った蜜は自分の顔に降り注ぐ。


「あぶっ、っふあっ、っぶ、ぶぐっ!」
 自らの放った蜜で溺れてしまいそうだ。
 宝はいやいやを繰り返し、自らの精を顔にひっ被り続ける。
 その間にも丞の攻めは終わらない。


 ヌプ、ジュブ、ズジュッ……。

 浅い抽挿と深い抽挿ーー終わりの見えない行為が延々に繰り出される。


「っひ、あっ! っひあっ!!」
 宝は、この光景が信じられなかった。
 しかしけっして自分が丞に抱かれる夢を見なかったわけではない。
 けれども待ち望んでいたこの時が自分に訪れるとは思わなかったのだ。


「いなさ……しいなさん……」
 宝が愛おしい彼の名を呼ぶ。

 しかし、丞はただただ機械的に欲望を打ち付けるばかりで、宝の名を呼ぼうともしない。


『どんな危険な状況にもなり得るわ』


 それは阿佐見が言った言葉。

 これがその仕打ちなのかもしれないと、ようやく理解した。


 この行為の先に愛はない。
 彼はただ欲望を吐き出したいが為の行為にすぎない。

 満月の力によって魔力を最大限に引き出された彼は、自分を好きで抱いているのではなく、ただ欲望のままにこうして宝を抱いているにすぎないのだ。


 そして気づかされるのは、彼は自分の事をけっして快く思っていないということだ。

 そのことを忘れていたなんて自分はなんて愚かなのだろう。


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