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第17章 ちょい能力

そして、私が一番好きな超能力は

竹本泉さんの「トランジスタにビーナス」という漫画の主人公、女スパイであるイーナスが持っている能力

「イーナスが関わっている事件の関係者は絶対に死なない」

これ、世界で一番やさしい超能力だと思うんですよね。
たくさんの異能や超能力を考えた人達がいるけれど、これより優しい能力を見たことがないです。

作者の竹本泉さん。私が多分一番好きな漫画家さんです。
男性なのですけど、『なかよし』かなんかにマンガ連載してて、その後は女性誌や青年誌とか四コマ雑誌なんかにも幅広く描いてらっしゃいました。

どのお話も人が傷つくということがない。
多分、竹本泉さんの頭の中ってすっごい優しい世界なんだろうなーっていつも読んでいました。そんな人だからかな？

自然に考えて出てきたのだろうけど、こんな優しい能力を思いつくんだなあって。
あんまり万人におすすめできる作家さんではないですし、最近はさすがにもう執筆されていないのかもしれませんが、もしも何かで見かけたらぱらっとでも読んでみてください。

可愛らしいお話がたっくさんです。

☆☆☆
ってことで、超能力。好きなもんですから、ここでの小説にも書いちゃってみたりしています。「官能能力者　あおい」ですね。

知らない人のために捕捉しますと、あおいちゃんの能力は一種のテレパシー。
人がエッチな妄想しながらあおいちゃんをみると、あおいちゃを感じさせることができちゃいます。そんな能力。作中では超感覚って言ってますけど。

これも言ってみれば、あっても役立たない「ちょい能力」ですよね。微妙な能力。

あと、姉妹サイトの方でちょこっと書いている「Injured Heart」もおんなじような「ちょい能力」。
人の心の傷が体の傷のように見える・・・ていうだけ。
治療ができるわけでもなければ、原因が分かるわけでもない。

まあ、こんなの考えるのが好きなわけです。

今後も、おもしろ能力考えたら小説にしちゃうかもしれません。
その時は、よしなに・・・

真夏の夜の夢の中のKalraでーした♪