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第1章 第１話　新入生の噂

　桜の花が満開の４月初旬、愛美は私立“桜美林学園”の入学式を迎えた。
桜美林学園は、裕福な家庭の女子が通う都内でも有名なお嬢様学校であった。
愛美の家族構成はというと、父親は海外からインテリアを輸入する会社を経営しており、母親は専業主婦、そして可愛い小学生の妹がいた。
　愛美は典型的なお嬢様育ちで、幼稚園時代からピアノを習い、小学生時代は水泳、バレエと身体を鍛えるようなレッスンも受けていた。そんな幼少時代を過ごしたこともあり、スタイルは抜群なのである。そして、美人の母親譲りの端正な顔立ちをしており、父親譲りの優秀さを持ち備えていた。いわゆる、スーパー女子高生なのである。

　そんな一流家庭の子女が入学するとあって、学園の先生の間では既に噂が飛び交っていた。
「すごい美少女が入学したみたいですね」と教頭が１年生の担任教師へニヤつき顔で語りかける。
「はい、かなりの逸材のようで、楽しみです」と担任が答える。
　周囲にいた先生達も、満面の笑みを浮かべ、期待を抱いた表情をしていた。
　実はこの学園には、エッチで変態な教師達が集積していたのであった。

　一方、愛美はというと、新しい制服で登校し、期待に満ち溢れているのでった。どんな先生達と出会えるのか胸がときめいていた。