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誰にも言えない、紗也香先生
第8章 審判不在

静かに揺れるベッドルームの灯。
天蓋のように透けるレースが、ほんのりとゆらめき、
その下、柔らかいシーツの上に、ふたつの裸のお尻が向かい合う。
サヤとリザ。
互いに四つん這いの姿勢で、ひとつの太い棒に繋がれていた。
“愛の器具”──そう呼ばれるそれは、まさに双頭の花のように
ふたりの中を同時に満たす形で、ゆっくりと挿さっている。
身体が繋がるたび、意識も、熱も、互いに伝播する。
肌と肌、奥と奥。
震えは共鳴し、ひとつの律動となっていった。
私の胸には、横に走る縄が二本──
ひとつは胸の下を通り、ふたつの膨らみを下から持ち上げるように。
もうひとつは上から優しく締めつけ、その形をよりくっきりと際立たせていた。
それはまるで、愛されるために形づくられた贈り物のよう。
リザも同じように、胸を縄で装飾されている。
ただし、彼女の縛りは私よりも少しタイトで、
その肉感が、ひときわ艶やかに浮かんでいた。
アリスが、ふたりの脇でしゃがみこみ、ルールを告げた。
「今回は、先に溢れたほうが負けです。
ふたりの動き、息、そして……限界が試されます。」
その声の直後、
「——開始!」
アリスの声が響くと同時に、
私とリザの身体がゆっくりと、前後に揺れ始めた。
くぐもった息が、最初はお互いの喉奥から零れる。
揺れと共に、愛の器具が互いの中を押し拡げていく。
それはまるで、ひとつのリズムに共鳴するダンスのようだった。
天蓋のように透けるレースが、ほんのりとゆらめき、
その下、柔らかいシーツの上に、ふたつの裸のお尻が向かい合う。
サヤとリザ。
互いに四つん這いの姿勢で、ひとつの太い棒に繋がれていた。
“愛の器具”──そう呼ばれるそれは、まさに双頭の花のように
ふたりの中を同時に満たす形で、ゆっくりと挿さっている。
身体が繋がるたび、意識も、熱も、互いに伝播する。
肌と肌、奥と奥。
震えは共鳴し、ひとつの律動となっていった。
私の胸には、横に走る縄が二本──
ひとつは胸の下を通り、ふたつの膨らみを下から持ち上げるように。
もうひとつは上から優しく締めつけ、その形をよりくっきりと際立たせていた。
それはまるで、愛されるために形づくられた贈り物のよう。
リザも同じように、胸を縄で装飾されている。
ただし、彼女の縛りは私よりも少しタイトで、
その肉感が、ひときわ艶やかに浮かんでいた。
アリスが、ふたりの脇でしゃがみこみ、ルールを告げた。
「今回は、先に溢れたほうが負けです。
ふたりの動き、息、そして……限界が試されます。」
その声の直後、
「——開始!」
アリスの声が響くと同時に、
私とリザの身体がゆっくりと、前後に揺れ始めた。
くぐもった息が、最初はお互いの喉奥から零れる。
揺れと共に、愛の器具が互いの中を押し拡げていく。
それはまるで、ひとつのリズムに共鳴するダンスのようだった。

