この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第34章 翔太とのデート
「どうして?」

と、聞いた実雅子。

「覚えていない?」

と、聞く佐川。

「あ、初めて会ったところだから」

と、答えた実雅子。

「思い出せた?」

と、微笑む佐川。

「思い出したわ。転校生だと思って、名前を聞いた」

と、微笑む実雅子。二人の間に、奈良の記憶が蘇ってつながった。

     わたしは憶えていなかった。
     でも、翔太くんは、憶えていた。
     そう、二人の始まりは奈良公園。

「でも、わたしが『学校に来てね』ってお願いしたのに、まったく来なかった」

と、実雅子が話した。

「悪かったな。でも、お前が悪いんだぜ。お前が俺に優しくしたから、他の男子に睨まれてたんだ。学校から帰宅する途中で、あのお前にご執心だった男子たちが絡んできて、『今度、学校に来たらぶっ殺す』とか、言われて」

と、笑った。

「そんなことがあったの?」

驚いた実雅子。頷く佐川。

「小学二年生なのに、『ぶっ殺す』って・・・」

と、絶句する実雅子。

「言葉だけさ。でも、俺は真に受けたというか、それを言い訳に不登校を再開したのさ。そう、渡りに船っていう感じかな。あの男子たちとケンカになって、殴られて、頬を腫らして、唇を切って、服も汚れて、帰宅した。母親に、『もう、学校には行かない』と告げたとき、母親も諦めた様子だった」

と、淡々と話す佐川。

     陰湿な男子が多かったのは、
     わかっていたけど・・・。
     そこまで・・・。

「神浦、渡辺、高原、石橋だったわね」

名前まで思い出した実雅子。

「そんな名前だったかな。そうだな。神浦と高原は覚えている。三年生になって学校に行ったときに、絡んできたからな」

と、笑った佐川。

「そうなのね。わたしが中学になっても家の周りを徘徊していたのは、渡辺と石橋だったけど・・・」

と、思い出した実雅子。

「それってストーカー?」

と、聞く佐川。

「そうね。母はそう言っていたわ。でも、徘徊するだけ。声を掛けられたこともなかったし、ただ、わたしを見ているだけだった」

と、話す実雅子。

「それは、それでキモいな」

と、笑う佐川。
/399ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ