この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
微熱に疼く慕情
第10章 【囚われない愛と持続的な関係】





「そうなんです、彼女、可愛いんです」



え…?彼女…?
酔って何を言い出すかと思えば
デヘヘって笑っててこりゃダメだ…と悟る
店長さんが離れてからグイッと引き寄せて
「いつから彼女になったの?」って耳打ちしてみる



「ん〜?ダメ?」


「ダメでしょ」


「え、ごめん、嘘ですって言ってくる」


「だー!もう良いよ、座って」


「はい……すみません」


「あのさ、お酒の力借りて言うのは男らしくないぞ?」



え…?顔面蒼白
嘘でしょ?



「あ〜ウソウソ、ごめん、今のナシ、楽しく飲もう?」


「じゃあ、シラフの時にちゃんと言うんで聞いてくれますか?」


「うん、わかった」



告白されちゃう系?予告されちゃった
まぁ、今言われるよりかはマシだね
3杯目終わる頃には彼は潰れてた
これでよく飲みたいって言えたな……
「彼氏さん大丈夫?」って店長さんに聞かれちゃうほどアウトでした
普段飲まないからキャパわかってないんだろうな



結局、タクシーを呼んで言われた住所まで送る
抱きかかえながら「鍵は?」って聞いてもフラフラで
ポケットから出したは良いけど酔ってて刺さらない
初めて旺志郎くんの家に来たのに本人酔ってて覚えてないとか困ったちゃんね



「ごめんなさい…」ってずっと言ってる
何とか電気のスイッチを見つけて勝手にお邪魔して
寝室の前にソファーで寝させた
一緒に雪崩れちゃう
勝手にごめんね…とコップに水を入れて飲ませようとした



起き上がってくれたは良いけど、案の定、
ポタポタポタ…と服に零してる



「冷たい」って言うからすぐ部屋干ししてあるTシャツが目に入り、それに着替えさせた
またコップを持つから絶対零すじゃん、と思って取り上げる



まだトロンとした目で私を見つめてくるの




/491ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ