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女旅芸人衆の淫ら旅
第3章 延岡へ

見世物小屋の解体が始まった。
もとより簡素な作りだけに組み立ても早かったが、解体はさらに迅速に行われた。

お瞭は毎晩のように和尚に呼び出され、
その度に体を求められていたのか、男の良案から見ても腰回りがなんとなく落ち着いていて、色気も格段と向上して決して人身御供が嫌ではなかったのだと想像できた。

面白くないのは良案であった。
ここに陣を構えて10日間、最初の一夜こそお玉が部屋を訪ねてくれて甘い思いをさせてもらったが、その後は座長のお絹から良案との接触が禁じられたのか、プツリと娘たちが良案の部屋を訪ねることはなかった。

『くそっ!お瞭さんのやつ…あんな年寄りに抱かれて嬉しかったのかよ!』

ひそかにお瞭に恋心を抱いていた良案は
全くもって面白くない。

「なんだい、溜まりまくっている顔をしてるじゃないか」

娘たちに良案と接触することを禁じておいて
男が悶々としているのを知ってか知らずか匂いたつほどの色気を振り撒きながら、大八車に小屋の骨組みを積み込む良案をお絹が茶化す。
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