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女旅芸人衆の淫ら旅
第2章 助平な和尚
夕餉(ゆうげ)が終わる頃には腹が膨れて眠気が誘ってきたのか、
座員の娘たちはあくびをし始める。
そんな屈託のない仕草を見ていると、化粧をして大人びているが、やはり裳着(もぎ=成人式)もすませていない乙女なのだと思わずにはいられなかった。
そんな娘たちをニタニタといやらしい目で眺めながら、
今夜の相手に目星をつけたのか、
和尚が座長のお絹の耳元で何かを囁いた。
そんな和尚に耳打ちされたお絹は一瞬、驚いた表情を見せたが
おなごを差し出すというのが境内に小屋を建て公演させてもらうという約束だったのだから、指名されたおなごを差し出す覚悟は出来ていた。
和尚が指名したのはどの娘なのだろうか…
座長のお絹がコクリと頷くと、和尚は満足そうにウンウンと頷きながら自分の寝間へと消えていった。
和尚の姿を目で追っていたお絹は意を決したように良案をキッとした目で見つめ、静かに立ち上がると良案の元へとやって来た。
『えっ?和尚はもしかして男色(ホモ)なのか?
もしかして、自分を指名したのか?』
冗談じゃない!あんなハゲ親父に抱かれるなんて、真っ平ごめんだ!
良案は腰を上げてその場を逃げ出そうとした。
しかし、お絹はスッと良案から視線を外すと、
隣に座っているお瞭の前にひざまずいた。

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