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女旅芸人衆の淫ら旅
第1章 第一章 医は妊術なり
着物の乱れを正して、二人は住職のもとを訪ねた。
見世物小屋を建てさせて欲しいと住職に願い出ると、
住職は少し困った顔をした。
「見世物小屋とな?
それは、居合い抜きやガマの油売りのようなものではなかろうな?」
お寺としては抜刀するような演目は控えて欲しいのだと言う。
「そんな野蛮なものではござんせん。
当座はめんこいおなごが舞い踊る雅な出し物でございます」
「ほお…めんこいおなごとな?
ならば、夜に宴席を設けるゆえ、そのめんこいおなごがお酌でもしてもらえるのかな?いや、はっきり言わせてもらおう、夜の相手も…」
「ええ、そりゃあもう…小屋を建てさせてもらえるのなら
おなごは選り取り見取りでお相手させていただきますわ」
お絹の言葉を聞いて、住職は鼻の下を伸ばした。
「ならば見世物小屋を建てるがよい
好きなだけ演じてもよいぞ
その代わり…先ほどの言葉を忘れるでないぞ」
晴れて見世物の許可をもらい、お絹は上機嫌であった。
「良いのか?一座のおなご衆を住職の餌食にして…」
「あの子らは幾千もの修羅場を潜り抜けてきておりますゆえ、
助平な男の相手など赤子の手をひねるようなものですわ」
なるほど、おなごたちだけで渡世を生き抜くには
おなごの武器を最大限に使うということか…
「芸人には芸人の苦労があるのだな」
「先生さまも気に入ったおなごがおれば手をつけても構いませんことよ」
「いや…若いおなごよりは、私はお絹と懇ろに一夜を供にしたいと思っておる」
「あらやだ…先生さまったらお口がお上手なんだから
こんな年増に現(うつつ)を抜かす暇があったら
お瞭という看護婦を手込めになさいましな」
もう少し先生さまがオマンコが上手になったら
その時はまたお願いするかもだけどねと
暗に良案のまぐわい(セックス)が下手くそだったという意味合いを含ませて、お絹はクスクスと笑った。

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