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女旅芸人衆の淫ら旅
第1章 第一章 医は妊術なり
「追いかけても無駄ですよ
朝一番の南蛮船はすでに長崎の出島を出港して影も形もありませんから」
扉を開けて駆け出そうとするお瞭を良案は背後からしっかりと抱き締めて彼女の動きを制した。
「いやよ!そんなのイヤ!
昨夜は共にアフリカに旅立とうって固い約束を交わしたんですもの!!」
「わかって上げてください。
ドクターは誰よりもお瞭さんを大事に思っていたんです
だからこそ、あなたを残して一人で旅立ったのですよ
そして、日本を去り際にこうも言われました。
僕とお瞭さんの二人が力を合わせて日本に蘭方医学を広めてゆきなさいと…」
「あなたと二人で?」
「ええ、お瞭さんがドクターを必要としていたように
今の僕には、お瞭さんが必要なんです!
お願いします!力を貸してください!!」
それがドクタースイフトの望んだことであるのならばと、
お瞭は良案と二人で病に苦しむ日本の方々を癒してゆこうと腹を決めた。

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