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心の中のガラスは砕けて散った
第10章 奈緒
そこで 社長と奈緒が並んで向き合い
グラスを合わせ 奈緒が笑顔を見せ
社長の差し出す白のワインにグラスを
手で蓋をして首を振る姿が

少し、困惑した表情を浮かべ、グラスに受け
冷えた白ワインが、グラスに注がれた

「 もう・・あまり飲めません 」

何時も聞こえる奈緒の声がテレビ画面から
少し呂律の怪しい言葉で、社長が継ぎ足そうと
する、白ワインを、グラスに手を掛け断った

「 今日は、帰って寝るだけでしょう 」

低い社長の声が流れ奈緒を見つめ、
ワインを差し出す姿が

「 帰ったら、シャワーだけはしますよ 乙女ですから 」

「 乙女のシャワー・・・ それなら此処で 」

「 えーーっ!! 社長さんエッチなんだから・・・」

酔った奈緒の、羽目を外した言葉を 普段なら
絶対言わない言葉が口から、出ている
社長の目が光り、傍に近寄って行く
奈緒の顔に困惑の表情を、笑顔で隠し
降ろした手が握られた

「 それでは 失礼します 」

二人が驚いた顔で悠希に視線を送って来る
悠希は入り口に視線を向け キッチンの
出入り口に 大きなキャビネット型の電話台を見て
あそこに隠しカメラが ・・・
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