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心の中のガラスは砕けて散った
第10章 奈緒
まだ夕日の差し込むリビングに案内され
奈緒は目を見張った、窓から見える日本庭園
手入れされた木々は静謐の美を奏でている

促されソファーに座り、目の前に出された
紅茶を一口、口の中 苦甘さが広がって来た
芳醇な香り カップに口を付けた時
前に座る社長が 夕飯を一緒にと勧めて来た

奈緒は何度も辞退したが、社長が何時も
一人で食事をしていて、偶にはとの誘いに
頷き、リビング横の大きなテーブルに
座った、まさか、フルコースの料理を
振る舞われると、思っても居ない奈緒の
テーブルの前に 彩りよく飾られた前菜
手を掛けた濃厚なエビのスープ
新鮮な野菜のサラダに色良く飾られた
小エビとハム、酸味の聞いたドレッシングを
味わった時には、提供する調理人に
作り方を聞いていた 

社長が嬉しそうに、悠希を褒め。奈緒は
勧められるまま、ワインを飲んでしまい
食事が終わり、リビングのソファーに
腰かけた時、少し酔いの回った体をソファーに
預けていた、 前に座る社長がワイングラスを
二つ持ち、奈緒の隣に腰かけグラスを渡して来る
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