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心の中のガラスは砕けて散った
第9章 8月
月曜

紺色のスーツに腕を通し 化粧する綾乃を見ていた
母親に声を掛け立ち上がった

「 行ってきます 」

何か言いたそうな母親の視線を振りほどき
玄関へ向かう 扉を開けた顔に残暑の熱気が
顏を顰め一歩踏み出した
隣家の主婦が伺うように綾乃を見て来る
軽く頭を下げバス停に向かった
ハザードを付けたハイヤーを見て
綾乃の股間が濡れた 

・・・ 社長の許へ ・・・・

逸る心を押さえ 小走りで車に 後部ドアを
運転手が開け綾乃は後部座席に 体を滑り込ませ
運転手は何も言わず ハンドルを握り車は走り出した 

チャイムを押し、結城が綾乃を見下ろして来る
靴を脱いで 頭を下げ結城の脇を通り過ぎ
リビングに向かった、 リビングの入り口に置いて有る
赤い首輪を首に、下着が綾乃の体から零れ落ちる愛液で濡れ
手早くスーツを、ブラウスを下着を取り去り寝室へ
浴室から微かな水音が聞こえ綾乃は寝室の入り口に
座った、浴室からの物音の後、扉が開き首にタオルを掛け
社長が姿を現し、綾乃に視線を送って来る
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