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第9章 ８月

最初に見せられた時　抱き合う男と女の姿に
心が奪われ　夫人の女子高生の主婦の目を
見る事など考えられなかった　初めて他人の
抱かれる姿　夫人のキス　女子高生のフェラチオ
主婦が手を伸ばし　肉棒を貪る姿　大きく開いた
足の間に差し込まれる陰茎　肉棒が抜き差しされる度
上げる生々しい喘ぎ声と発せられる淫語
沢入が　綾乃に何を言いたいのか　ビデオの主婦の
瞳が教えて来る　画面は次の映像に切り替わる

男と抱き合い　唇を重ね両の手が男の首に回され
抱き合い続け、画面が切り替わり　中央に立つ夫人が
部屋の隅のテーブルに両手を付け　隠微な目で
綾乃に視線を送って来る　男が近寄り背中から
夫人を抱き　ワンピースが捲られ　花柄のブラジャーが
ファスナーを下ろしたワンピースを根がされ　
ブラジャーが外された　形の良い乳房を男の手が覆い
乳房を乱暴に揉み解し　夫人の目が半開きのまま
首を仰け反らせ歓喜の喘ぎを上げた

沢入が立ち上がり　ビデオを抜き出し　
綾乃を見て

「　判った　？　」

「　視線・・目・・目の色・・変わるんですね　」

沢入が頷き

「　何故だと思う　？　」

「　気持ちですか　？　」

沢入が頷き　確かめる様に綾乃に視線を合わせ

「　見せたかったのは　心！　」

時計を見て

「　明日続きを　４時に此処へ
　　今月は　毎日通って貰うから　」
綾乃は立ち上がり　頭を下げ　外に出た
夕暮れの熱気が　顔を体を襲う
背中に汗を流したまま　綾乃は帰りのバスに