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心の中のガラスは砕けて散った
第8章 綾乃と綾

「 子は 鎹 ・・・・ 」
昔の人の言葉は 深いですね
胸の下の綾乃の頭が微かに動いて、頷いた
「 早紀は 子供の為に謝って来ましたよ 」
和彦は諦めた様に呟いた
「 早紀が子供を引き取ったら、生活は苦しくなるし、
進学の為の貯金も出来ませんからね
早紀は子供を私に渡す選択は 初めから
無いですから、考えたのでしょう、
謝って来た時 早紀の目を見て、彼女の心の中が
見えましたから 私も、成田さんのお宅を
訪ねた夜から・・・考えていましたよ
子供の事を・・・ 」
綾乃が頭を上げ和彦の腕に頭を乗せ、和彦を見た
和彦も顔を綾乃に向け、話し続ける
「 二人の子供に罪は無いですからね、あの子達の
将来の芽を 夫婦の問題で潰すのはどうかと
判って居るんですけど、納得できなかったんです
自分の気持ちが 」
和彦の諦めた様な眼差しに、綾乃は目を伏せ和彦の
胸に置いた手が動く
昔の人の言葉は 深いですね
胸の下の綾乃の頭が微かに動いて、頷いた
「 早紀は 子供の為に謝って来ましたよ 」
和彦は諦めた様に呟いた
「 早紀が子供を引き取ったら、生活は苦しくなるし、
進学の為の貯金も出来ませんからね
早紀は子供を私に渡す選択は 初めから
無いですから、考えたのでしょう、
謝って来た時 早紀の目を見て、彼女の心の中が
見えましたから 私も、成田さんのお宅を
訪ねた夜から・・・考えていましたよ
子供の事を・・・ 」
綾乃が頭を上げ和彦の腕に頭を乗せ、和彦を見た
和彦も顔を綾乃に向け、話し続ける
「 二人の子供に罪は無いですからね、あの子達の
将来の芽を 夫婦の問題で潰すのはどうかと
判って居るんですけど、納得できなかったんです
自分の気持ちが 」
和彦の諦めた様な眼差しに、綾乃は目を伏せ和彦の
胸に置いた手が動く

