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雨が好き
第73章 家族

あったかい朝食、
楽しげな笑い声、
会話がはずんで、
なんでもない、なんということのない、
幸せ色の時が過ぎていく
私にはずっと、ずっとお父さんしか家族がいなかった。
何かあったらお父さんを頼るしかない、ってそう思っていた。
そして、もしお父さんになにかあったら、私はちゃんと支えてあげられるかなって、どこか不安に思っていた。
ひとりとひとりだと、なんだか苦しい。
でも、いっしょのテーブルを囲んで、こうしてお話して、同じ時間を過ごす人がいると、
不思議・・・なんだかそれだけで、なにかがあってもなんとかなるって、思えてきてしまう。
家族って、こういうことなのかもしれない。
人が、人と暮らすって、
こういうことなのかもしれない。
たくさん笑って、お腹いっぱいになって、
ふと、私は、そんな風に思った。
楽しげな笑い声、
会話がはずんで、
なんでもない、なんということのない、
幸せ色の時が過ぎていく
私にはずっと、ずっとお父さんしか家族がいなかった。
何かあったらお父さんを頼るしかない、ってそう思っていた。
そして、もしお父さんになにかあったら、私はちゃんと支えてあげられるかなって、どこか不安に思っていた。
ひとりとひとりだと、なんだか苦しい。
でも、いっしょのテーブルを囲んで、こうしてお話して、同じ時間を過ごす人がいると、
不思議・・・なんだかそれだけで、なにかがあってもなんとかなるって、思えてきてしまう。
家族って、こういうことなのかもしれない。
人が、人と暮らすって、
こういうことなのかもしれない。
たくさん笑って、お腹いっぱいになって、
ふと、私は、そんな風に思った。

