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第70章 クリスマス会

私がカウンターで料理を受け取り、蒼人さんに渡す。
蒼人さんがテーブルまで運ぶ。
そんな様子を、座ったままでニコニコと水際さんが見ていた。

あっという間にテーブルの上が賑やかになっていく。

「すっごーい！」
水際さんが歓声を上げる。
「今日は『みなと町』スペシャルパーティコース・・・かな？」
お父さんが照れくさそうにキッチンから声を上げた。
「ありがとうございます」
蒼人さんが律儀にお礼を言う。
「お父さん！美味しそうです！！」

こんな風に、あったかい感じでクリスマス会は始まっていった。