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淫夢売ります
第54章 斜陽の楽園:繰り返す悪夢
☆☆☆
空が抜けるような、明るい日曜の朝。
ファッションホテルを出た私と彰吾は、手をつないで駅までの道を歩いていく。

昨日は一旦気絶するように二人して眠った後、夜中に目を覚ましてもう一回・・・そして、朝方に更に一度、ありのままの自分達で交わりあった。

彼には言っていないが、下着をつけるときも体の奥から『彼』が溢れてきてしまって、それをこっそり何度もティッシュで拭った。こうして普通の顔をしている今でも、身体の中に彼を感じて私はとても幸せな気持ちだった。

ぎゅっとつないだ手に力がこもる。

朝ごはんはホテルのサービスで食べていたので、今日は一旦家に帰ろうということになっていた。私としてはもう少し彼と一緒にいたかったが、多分そうするとまた私は彼を求めてしまうような気がしたので、少し離れるのは良い考えに思えた。

「うん・・・じゃあ、今日の夜、またね・・・」
「うん、また」

最寄り駅まで一緒に来てくれた彼と、とうとうバイバイする時が来てしまった。絡み合った指を無理矢理に引き剥がして、私は手を振る。

彼は踵を返すと、ホームに上る階段に消えていった。そんな彼を見送りながら、私はそっと、下腹に手を添えた。まだ、『彼』が体の中で熱を持っている気がした。これなら・・・大丈夫な気がする。

一旦帰って、シャワーを浴びて、着替えて一眠り・・・かな。

そんな風に思いながら何気なくコートのポケットに手を入れた。

あれ?

そこに何か固いものの手応えがあることに私は気付いた。そっと取り出してみると、それは一枚の細長いカードだった。

・・・これ・・・?

それは裏面が青く幾何学模様が描かれ、表面には夕日に染まる丘陵に座り遠くに目をやる女の人が描かれている・・・そんなカード・・・。

「そんな・・・なんで・・・!?」

このカード・・・これは、夢の中で私が彰吾からもらったもの・・・。だってあれは夢で、今日はまだ日曜日で、もらったはずがないカードで、悪夢があって、ストーカーが・・・

はあ、はあ・・・はあ、はあ・・・

息が荒くなる。お腹の奥がきゅうっと縮こまるかのような感じがして、脇の下に汗が滲む。手がカタカタと震え出し、アヴァロンのカードを取り落としそうになる。
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