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ママ活
第8章 推しのママに宣戦布告?!
* * * * * *
亜純は、りなと夏休みで賑わう海に来ていた。
日暮れになると、宿泊地であるコテージ所有の散策路は、カップル達で溢れ返る。
潮風の吹き抜ける雑木林と夜闇が、羽目を外した痴態も隠してくれると思っているのか。
亜純とりなも例外ではない。
日々の業務をひととき離れて、遠くに聞こえる波の音のセレナーデに酩酊している。
部屋に戻ると、メルヘンチックな軒先で、指を組んで唇を重ねた。
後ろ手に扉を閉める手間も煩わしい。
りなの口内は、既に半分、亜純の味だ。
そこに舌を差し入れて、彼女の首輪に繋いだ鎖を引く。
「んっ、ンンッ……」
ひょっとすれば世界の終焉を間近にした恋人同士さながらに、二人、身体に触れ合いながらキスを貪る。
キザな言葉を交わす類の間柄ではない分、束の間の逃避行に恋しているところだ。
りなは裸だ。
月明かりに獣同然の姿を晒してきた彼女も、いつになく開放的だ。
「まだぐちゅぐちゅ。お行儀の悪い猫さんね?」
「はぁっ……ァッアンッ……亜純さんっ、に、飼ってもらえる猫さんなら……っ」
「オンモードのりなちゃんは、いやらしーい。正気に戻ったら悔いるやつだ」
壁際にりなを押しつけて、黒髪のかかった耳朶を甘噛みすると、ひくひくっ、と彼女が戦慄した。
亜純は彼女を抱き上げた。
明咲より重量のある身体を、早い話がお姫様抱っこして、寝室へ運ぶ。

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