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ママ活
第8章 推しのママに宣戦布告?!
佐和子の昔話が終わった。
明咲は身なりを整えて、自身の女の匂いの染みたソファで膝を抱いていた。
言葉も出ない。
母親を反面教師に愛を拒んだ明咲と同じく、佐和子にも肉親の呪縛があった。
まるで他人事を語り聞かせる言葉つきで自身の半生を反芻した佐和子は、どんな思いでいるだろう。
明咲とて第三者に綺美果との全てを話したことはないのに。
「話してくれて、有り難うございます。ごめんなさい……聞いちゃった責任、取れないかも……」
「何よそれ」
砕けた調子で相合を崩した佐和子が、ソファの近くに膝をつく。
肘掛けに腕を預けてもたれかかった彼女の手首を引き寄せて、明咲は彼女の場所を空けた。
「狭いわ」
「じゃあ、下ります」
一人がけのソファに二人というのは、無理がある。
明咲が立ち上がりかけると、今度は佐和子の手が伸びてきた。
彼女の膝に乗せられる。見た目よりしっかりした腕が、明咲の下腹に絡みつく。
「こうすれば問題ないわ」
「重いですって……」
「幸せの重みよ」
それでも、明咲は重心を浮かす。
あんな痴態を披露しておいて、体重を気にするのはおかしいだろうか。

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