この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ママ活
第6章 幸せにしてくれるのはママ?
明咲に近付けさえすれば、佳歩の望みは成就するはずだった。
古賀佐和子の会社に入って、大学四年間を費やしても叶わなかった理想の日々が、手に入った。
そして、欲が出た。
一緒にいて、明咲のことを少しでも知るだけでは足りない。
彼女を中心にして生きていたい。
その欲は、まるで佳歩の意思を無視して肥大化する生き物だ。
彼女のものになりたい、叶わなければ、彼女のためだけを思う友人でいたい。…………
明咲に聞かせてきた言葉など、もの分かりの良い友人を気取っただけの空音ばかりだ。
本心は、もっと執念じみている。
佳歩の腹の底は、佐和子への嫉妬で煮えくり返っている。
「明咲ちゃんを友達になんて、見られない……でも友達でいれば、重荷や邪魔者にはならないで、何があっても仲良くいられる。そんな風に計算していたくらい、私はずるいの」
「有り難う、なんか……それって、小川ちゃんの青春台なしにしてない?私。そこまで思ってくれていたのに、あんな人間なんだ」
「そんなの関係ないってば!」
佳歩は、めいっぱいかぶりを振った。
ゆうが道を踏み外すのは許せないのに、それが明咲の行為であれば、不道徳とも見なせない。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


