この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Enter を 押した時・・・・
第11章 第11章 麗と弥生

弥生を乗せて温泉へ向かう車の中でも昌は何度も
5000円損した5000円有ればと呟き、弥生が少し
怒りを込めて、その話は辞めてと言った事で
昌は慌てて弥生のご機嫌を取る話に変えて来た
弥生は運転する昌の横顔に嫌悪感を覚え始めていた
間違った物を自分の物にする、相手が困る事など
考えられない人、心の中のガラスに映っていた
昌の姿が音を立てて崩れて行く、告白されてデートした日
イルミネーションの下で初めてキスをした思い出
3度目のデートで、ネオンが輝く建物の前で
誘われた時、小さく頷いて入ったラブホテル
目の前の景色が走り抜け、弥生の心の中のガラスも
次々と崩れ落ちて、心の中に闇が広がって来ていた
案内された部屋に入り、昌が露天風呂へ誘って来た
浴衣にも着替えず、椅子に座って外を見ていた弥生は
「 嫌よ! 混浴でしょう、」
ガラス戸の向こうに見える自然の風景に
「 お散歩してくる! 」
入口へ向かった 昌が理由を付けて
弥生を求めて来るのが嫌で、外へ出た
初夏の風が頬を撫で、宿の下を流れる川の音が聞こえ
河原へ降りる道を見つけて、降りて行った
何人かの釣り人の姿をみて、弥生は釣り人の傍へ
川岸に置いて有るクーラーボックスを覗くと
沢山の鮎が入っている、釣り人が川から戻り
クーラーボックスへ今釣り上げた鮎を入れ
弥生を見て
「 宿に 泊ってるのか? 」
40位だろうか陽に焼けた顔で聞いて、
「 この鮎 後で宿に届けるつもりだから 」
笑顔を見せ、首に掛けた手拭いで手を拭き
胸のポケットから煙草を取り出して火を付け
紫煙を吐き出した
5000円損した5000円有ればと呟き、弥生が少し
怒りを込めて、その話は辞めてと言った事で
昌は慌てて弥生のご機嫌を取る話に変えて来た
弥生は運転する昌の横顔に嫌悪感を覚え始めていた
間違った物を自分の物にする、相手が困る事など
考えられない人、心の中のガラスに映っていた
昌の姿が音を立てて崩れて行く、告白されてデートした日
イルミネーションの下で初めてキスをした思い出
3度目のデートで、ネオンが輝く建物の前で
誘われた時、小さく頷いて入ったラブホテル
目の前の景色が走り抜け、弥生の心の中のガラスも
次々と崩れ落ちて、心の中に闇が広がって来ていた
案内された部屋に入り、昌が露天風呂へ誘って来た
浴衣にも着替えず、椅子に座って外を見ていた弥生は
「 嫌よ! 混浴でしょう、」
ガラス戸の向こうに見える自然の風景に
「 お散歩してくる! 」
入口へ向かった 昌が理由を付けて
弥生を求めて来るのが嫌で、外へ出た
初夏の風が頬を撫で、宿の下を流れる川の音が聞こえ
河原へ降りる道を見つけて、降りて行った
何人かの釣り人の姿をみて、弥生は釣り人の傍へ
川岸に置いて有るクーラーボックスを覗くと
沢山の鮎が入っている、釣り人が川から戻り
クーラーボックスへ今釣り上げた鮎を入れ
弥生を見て
「 宿に 泊ってるのか? 」
40位だろうか陽に焼けた顔で聞いて、
「 この鮎 後で宿に届けるつもりだから 」
笑顔を見せ、首に掛けた手拭いで手を拭き
胸のポケットから煙草を取り出して火を付け
紫煙を吐き出した

