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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第30章 『公開処刑の前日』

もう昼の時間になって居たから
近くの飲食店に本舗まで
出前を持って来て貰って。
出前して貰った…親子丼を
真奈美ちゃんと一緒に頬張る。
「あのぉ~仁さん…、田中さんに
なんか…言ったんですか?」
『ああ、あれ?うん…言ったよ。
また…ご主人を本舗に連れて来て
欲しいって頼んだんだよ…。
だってうちは夫婦円満本舗だからね、
田中さん自身にも…我慢をね
して欲しくないし、夫婦なんだからさ
夫婦生活は夫婦でするのが普通だよ』
「でも…田中さんは、もう
うちに性感マッサージを
受けに5ヶ月ほど通ってる
リピーターさんですよ?」
仁が田中に対してしていた話に
真奈美は納得いかない表情をしていて。
『だからこそ、余計に、一旦
旦那さんにうちに来て貰って。
今後どうするのかをね、旦那さんも
交えて話していい頃合いじゃないかなって』
親子丼とセットで注文した
うどんをズルズルと豪快に
音を立てながら仁がすする。
『ご主人が…セックスレスの状態を
当たり前の捉えちゃってるなら、
そこから直して解いて行かないとだし。
もう…僕に委託するって言うなら
それを田中さんの奥さんにも
ご主人にも同意して貰いたいしね…』

