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因果応報
第9章 その後の雅美さん〜松本杏奈
会社で騒ついているような気配があったけど、
なるべく距離を置くようにしていた。
それでも、雑音のように耳に入ってきてしまうのは仕方がないのかもしれない。
その殆どが、渡辺課長の周辺で起きていた。
柳川さんの奥様が突然会社に来て、
あれこれ怒鳴り散らしていた時も、
渡辺課長の名前が出ていた。
柳川さんはその翌日には辞表を出してそのまま会社を辞めてしまって、
それを追うように新入社員の女の子も退職した。
渡辺課長はその件については何もないようだったけど、
相変わらず、明らかに日中もお酒の臭いがしていたし、
いつも頭が痛そうにしていた。
私はお節介かなと思いながらも、
臭いが消えるようなものをデスクに置いたり、
コーヒーの香りで少しでも何とかならないかと考えたりしていた。
そして、単なる偏頭痛だと思っていたのに、
たまたま脳の血管に問題があったという方の話を夜の仕事で耳にして、
思わず渡辺課長に脳ドックを勧めてしまい、
その結果、再検査になったと言って震えていた渡辺課長を放っておくことが出来なくて、
病院を探して、入院や手術の付き添いをお母様とすることになってしまった。
なるべく距離を置くようにしていた。
それでも、雑音のように耳に入ってきてしまうのは仕方がないのかもしれない。
その殆どが、渡辺課長の周辺で起きていた。
柳川さんの奥様が突然会社に来て、
あれこれ怒鳴り散らしていた時も、
渡辺課長の名前が出ていた。
柳川さんはその翌日には辞表を出してそのまま会社を辞めてしまって、
それを追うように新入社員の女の子も退職した。
渡辺課長はその件については何もないようだったけど、
相変わらず、明らかに日中もお酒の臭いがしていたし、
いつも頭が痛そうにしていた。
私はお節介かなと思いながらも、
臭いが消えるようなものをデスクに置いたり、
コーヒーの香りで少しでも何とかならないかと考えたりしていた。
そして、単なる偏頭痛だと思っていたのに、
たまたま脳の血管に問題があったという方の話を夜の仕事で耳にして、
思わず渡辺課長に脳ドックを勧めてしまい、
その結果、再検査になったと言って震えていた渡辺課長を放っておくことが出来なくて、
病院を探して、入院や手術の付き添いをお母様とすることになってしまった。

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