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因果応報
第7章 狂う歯車
いつ、渡しに行こう?


バッグにラッピングされた時計を入れたまま、
出勤していたけど、
なんだか、お店に行くのが不安で、
仕事終わりに会社の部下たちと呑んで帰るようになってしまった。


いつもの店でコロナをチェイサーにテキーラのショットを煽って、
フラフラになって、
柳川とトイレでセックスをしてタクシーで帰るか、
立ち飲み屋で下町ハイボールを呑んで帰るような毎日。


そのくせ、眠れなくなって、
また、家でも呑んでしまって、
お酒が抜けないまま、仕事に向かう。


いつも頭が痛いし、
胃腸もおかしい。

だから、薬ばかり飲んでしまう。



松本杏奈が少し眉をひそめながら、
デスクにそっとミネラルウォーターを置いてくれたり、
ガムのボトルを置いてくれたりした。


彼女はガムなんて、噛んでるのを見たことないのにと思っていたら、
柳川にそっと、

「雅美さん、ヤバいですよ。
なんか、酒臭い」と言われてしまった。


そうか。
それで、ガムを置かれたんだ。


そう思って、なんだか嗤ってしまった。


庇ってくれてるのか。
それとも、馬鹿にされてるのか。



翔くんのLINEも途切れがちになっていた。
潮時だったのかなと思っていたら、
カードの明細が来て、
一瞬、血の気が引いてしまった。


何やってんだろう?
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