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因果応報
第7章 狂う歯車
デパートはちょっと気が引けて、
買取りとかもやってるブランドオフの店に入ってみる。


そして、なんとなく時計をチェックしていると、
店員さんが近付いてくる。


「何かお探しですか?」
と訊かれて、

「甥っ子のハタチの誕生日祝いに時計でもって思って…」と言ってしまう。


「そうですか。
ご予算は?
学生さんですか?
優秀な大学に通われているんですね!」と言われて、
翔くんが褒められてる気がしてきて、
気分が良くなってしまう。


「せっかくだから、ずっと使えるような良いモノをあげたい」と言って、
昔、アタシが貢いで貰ったのと同じ、
ロレックスの比較的シンプルなヤツを選ぶ。
今、人気のあるモデルはとても買えないけど、
それなら、まあ、出せなくはない。
どうせ、カード切るし。


ラッピングして貰って、
店を出てから翔くんに電話をしてみたけど、
何度かコールした後、
留守電になってしまった。


メッセージを残すのも面倒で、
電話を切った。


夜とは違う客層だけど、
ごちゃごちゃとした人混みで頭痛が酷くなってしまったので、
帰宅して、また、ウィスキーを呑んで、
気付いたら眠ってしまって、
翌日もグダグダしていたら一日は終わってしまった。


翔くんからの連絡もなかった。

考えたらこれまでも、
日曜日に翔くんから連絡来ることもなかった。


何してるんだろう?


そんなことを思いながら、
アタシはまた、ウィスキーを呑んでしまった。
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