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生きること、思うこと
第379章 神様の話し
「でも、とても不思議なのですが、私は倫也さんを亡くした後も余り孤独感とか淋しさとかを感じた事がないんです…」
すると、高橋さんは満面の笑みを浮かべてこう言うのです。
「それはね、彼氏さんと一緒にいた時の思い出がとても愉しかったからじゃない?」
それを、聞いて私は「えっ?」と思ってしまいました。
確かにそうなのです。
私は倫也さんと一緒にいた時、本当に幸せで愉しかったのです。
その幸せで愉しかった思い出が私を孤独から淋しさから遠ざけてくれていたのです。
高橋さんは100%幸せな1%の人だと私は感じました。
人間はとかく幸せを外に求めがちですが、高橋さんは心の内に幸せを求めているのです。
それは私も同じでした。
高橋さんは言います。
「神様は私たちの心の中に住んでおられると思うのよ…」
私はこの意見を聞いて本当だと思ったのです。
『神』は『心』とも読めるのです。
私たち人間は、生まれた時に神様から『心』を頂くのです。
その『心』は『神』そのものなのです。
なので、悲しい時や苦しい時は自分の中におられる神に問いかけても良いのだと思うのです。
人生の目的とは長生きする事でも、お金持ちになる事でもないと思うのです。
人生の目的とは“ひとりひとりが幸せになり人に喜ばれる存在になること”ではないでしょうか。
今回、高橋さんとお話しをしていて本当にそう感じました。
高橋さんは100%幸せな人なのです。
全て目の前に起こる現象を受け容れ、ただ『感謝』しているのです。
感謝する気持ちは本当に大切な事だと思います。
私も、日々感謝しながら高橋さんの様に生きて行きたいと思う今日この頃なのです。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。

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