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茅子(かやこ)の恋
第7章 息子の部屋
航はシャワーを終え浴室から出ると、バスタオルだけでなく、風呂上りの着替えまですべて部屋に忘れていた。もしかしたら母のバスタオルが入っていないかと、航は洗濯機の中を覗いた。しかし残っていたのは放り込んだ自分の洗濯物と、その下に隠れた母の下着だった。思わず手に取った下着は、母の匂いに溢れていた。冷たいシャワーで治めた股間がまた反応し、いきり立った。そのとき、洗面所のドアが小さくノックされた。

「航、バスタオル忘れてない?」
「…うん、忘れた!」
母の下着を洗濯機に戻し、航は少し上ずった声で返事をした。ドア越しに母が笑っていた。

「航、開けていい?!」
「ちょっと待って!」
航は焦って洗濯機を漁り、脱いだ自分の下着を探していた。母はもう一度、ドアの外から息子に声を掛けた。

「うん、待ってる!可愛い忘れんぼさん!!」
母の言葉に、航はグアムでの朝を思い出した。そして自分の全てを受け入れてくれていた、幼い日の美しい母の姿が目に浮かんだ。航はそのとき、優しい母を信じた。

「お母さん…」
「なに、わたるくん…」
「ぼく…裸だよ」
母は息子の言葉にすべてを悟っていた。そして茅子は返事をせず、ドアを開いた。鏡を背にして航は裸のまま、茅子に向き合った。少しだけ逞しくなった濡れた身体で、固く勃起した陰茎を隠すことなく立っていた。そして茅子自身もまだ、身体にバスタオルを巻いたままだった。

「航…風邪ひくよ」
茅子は手に持ったバスタオルを、航の濡れた肩に掛けた。息子はもらったタオルで、素直に頭から拭き始めた。茅子はその姿を優しく見つめていた。

「…お母さんも、服を着ないと風邪ひくよ!」
「また、生意気言っちゃってw」
茅子が手を伸ばし航の鼻を掴んだ。航は嬉しそうに鼻を摘ままれたまま、茅子のバスタオルに手を伸ばした。

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