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憂いの動物探偵
第1章 憂いの動物探偵
 今時は「エサ」なんて言わないんだよな。お食事だとさ。お、食、事。うちの子がさぁ、、なんて言うから子供の事かと思いきや、よくよく聞いていると実はお犬様や猫ちゃんだったりする。正直さ、おいおいって感じだよ。そんな経験一度くらいない?

あっ、この感覚は必要不可欠だ。まっ、正直病んでいるとしか言いようがないな。本来あるべき人間関係の希薄な部分を押し付けられてるペット殿には心底同情するね。でも、まっ、俺はその恩恵を被っているのだから、あまり文句は言えた義理じゃないけどさ。

俺の仕事はその家族という名のペット、犬猫を探す、つまり動物探偵ってやつさ。

「で、儲かりますか?」

ん?これはよく聞かれるんだけど普通に暮らす分には不自由はしないレベルだな。今となってはそんなに欲もないんだよ。それに家族もいない天涯孤独の身だしな。

「ところで動物探偵ってそんなに依頼があるんですか?」

おっとっと!これは実に痛い所を突くな。普通にしてたらあまりないよな。第一、昔と違い室内ペットが多いだろう?
ただ依頼された案件は必ず見つけ出して解決する。実績は100パーセントだ。しかもほぼじゃない。これ完全な確率な。もちろん最初から断る案件もある。というより依頼自体がほとんどない。別にネットに広告を打っているわけじゃないしな。正直あまり評判になっても困るんだよ。

「?」

あっ、ここでピンと来たなら、君は実に勘が鋭いよ。どう、、俺の言ってる意味分かる?


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