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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第40章 裏アカ
「あれあれ…?もう…帰っちゃうの…?残念だな…。せっかく君の欲しいものを…あげようと思ったのに…。」

架純が退学を辞さず、脅迫しても無駄だと示しても、狩野は余裕の表情を崩さず言う。架純は後ろを振り返り、叫ぶように言う。

「そ…その…私の…欲しいものって…何のこと…!?あなたに私の欲しいものが…わかるわけ…。」

「性的快感…。」

「へっ…?」

狩野がボソッと呟いた言葉に架純は固まる。

「だから…。君の欲しいもの…。性的快感…。他人に見られたり…。無理やりされたり…。君はそういうことを…望んでるよね…?」

狩野がニタリと笑う。

「ばっ…バカなことっ…!?そっ…そんなこと…ない…。」

「本当かな〜?この数週間…。講義中だって…。君は刺激を求めてたはず…。だから…学内のトイレで…オナニーしちゃうし…。きっと…家に帰ってからも…オナニー三昧だったでしょ…?」

「ちっ…違う…。そんなこと…。」

トイレでのオナニーがバレてしまっている相手に「ない」とは言えず、架純の言葉は尻窄みになる。

「恥ずかしい気持ちはわかるけど…もっと素直になろうよ…。今も…興奮してるでしょ…?俺に…何をされるのか…不安だけど…期待して…濡れてるでしょ…?」

架純は黙り込み、ただただ狩野を睨み付ける。狩野の言う通り、架純の秘部はじんわりと濡れ始めていた。

狩野の言葉を否定したくとも出来ない架純。そんな架純に狩野は一歩近づく。

「さて…。選んでいいよ…?俺が君に触れる前にこの部屋を出るか…。俺を受け入れるか…。」

「わ…私が…選ぶの…?」

思わず架純は問い返す。問答無用で襲われると考えていたからだ。架純の問いに狩野は肩を竦める。

「俺だって犯罪者になりたいわけじゃない…。まぁ…ここで君を無理やり襲っても…いいけど…。それよりも…君が理性と闘いながら快楽に抗えず堕ちる姿が見たいのさ…。」

架純は狩野の言葉を聞いた瞬間、脳内で堕ちた自分が狩野に抱かれ、喜ぶ姿をイメージしてしまった。

『駄目だ…。この人に…抗えない…。身体が…求めてる…。でも…。堕ちたら…戻れない…。動かすのよ…。今すぐ…ドアから逃げるのよ…。』

架純の心の中の葛藤を、狩野は興奮と愉悦に浸りながら観察する。狩野には手に取るように架純の心の内がわかる。ゆっくりと架純に見せるように、さらなる一歩を踏み出す。
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