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第185章 （りのと秋葉２）

「こいつに近づくな」

秋葉は言うと、男は刃先を向けながら二人に歩み寄り

「井端を渡してくれたら半殺しくらいで助けてやる。さあ、どうする？」

すると、秋葉はりのの胸を押し

「走れっ！！」

「ちょっ、何言ってんの？あんたを置いて行けないよ」

「いいから！！」

秋葉は再びりのの体を押す。

そして、秋葉が男の頬を殴り、りのは男が地面に倒れるのを見て

「負けないよね？」

「ああ」

「待ってるから」

りのは草むらの中を走り出す。

男は頭を押さえながら立ち上がり

「おお。痛いなぁ。結構効いたぜ」