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私の家庭教師はAV男優
第161章 (新章2)
「これを彫れよ」
 
男はあどのスマホを取り

「これは。。。」

あどは顔を施術台に伏したまま

「彫れんのか?」

男に聞くと、男はスマホをテーブルの上に置き

「こんなにうまくは彫れないな」

「そこまで期待してねぇよ」

男はテーブルに置かれたスマホを見下ろして

「この画像の子は知り合いか?」

「違ぇよ。SNSにアップされてた画像のスクショだ」

「今もSNSをしてるのか?」

「何だよジジイ。この子に興味あんのか?」

「いや、彫り師として興味があるだけだよ」

あどはフゥッと息を吐き

「あの放火殺人の犠牲者だよ」

男は画像の女の子の背中を見つめ

「もうこの世にいないってことか」

あどは片脚でバンッと施術台を打ち

「早く彫れよ!」


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