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私の家庭教師はAV男優
第123章 (終章31)
「君は誰?」

すると、かのんは立ち上がり

「もうバレちゃいましたね。演技までして頑張ったのに」

少しして、りのがドアを開けて部屋に入ってきた。

秋葉はポカンとした顔でりのを見る。

りのは顔を指さしながら、かのんに詰め寄り

「あんたはいらないことをしすぎ。私の口調だからビックリした。話し方まで変えろって言ってなかったのに」

秋葉は二人を見上げて

「説明しろよ」

りのは秋葉を見下ろして

「てか、気づくの遅くない?どこで気づいたの?」

「どこって、お前は俺のことを家庭教師って呼ぶだろ?この子は先生って言ったからさぁ」

かのんは苦笑して

「そこまでは考えつかなかったですね」

「当たり前でしょ。いくらあんたが頭が良いからって」

かのんは頭を下げて

「りーのと三つ子の姉妹のかのんです」

「三つ子っ!!?」

秋葉は大きな声を出す。

りのは腕組みをして

「まあ、当然のリアクションだよね。でも、詳しいことは説明しないよ。もう遅いからとっとと帰って」

かのんは笑い

「本当ですね。邪険に扱われてる」

秋葉はかのんを見て

「だろ?いつも俺にはこんな感じだよ」
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