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息子の嫁
第17章 屈辱
浴衣を脱がせずに裾を捲り上げた事で何時もとは違う興奮を私達は知った。

その、セックスが終わっても、まだ寝る時間には少し早かった。


「麗奈…。寝るには、まだ少し早いからビールを飲みながら話そうか?」

「うん…。」

「じゃあ持って来るから、ここに居るんだよ…。」


リビングから出て彼女と自分の、生ビールを作り部屋に戻り彼女に手渡しソファーに腰掛けた。

「駿…。私、気持ち良かった!!駿は?」

「ああ…。気持ち良すぎて癖になりそうだよ……。」

「浴衣を着たままって私――凄く興奮した…。駿は?」

「私も興奮して何時もよりも強く突き入れてた気がするけど痛いところはないかい?」

「大丈夫…。駿…。探偵には頼んだの?」


今日は、信じられない事を上司に言われ頭が真っ白になり私は、まだ息子の捜索を依頼してなかった。


「すまない…。今日は色々あって明日は頼むから…。」

「そうね今日は、それどころじゃなかったものね?」

「麗奈…。結論から言うけど、まだ何処に住むかは決めてないけど移住はするよ……。それでいいかい?」

「うん…。」


私が上司に返事をするまでには約、二週間あった。

明日には探偵に智輝の捜索依頼をし何としても見付け出し、離婚届にハンを押してもらわなければこの先、私達は前に進む事が出来なかった。


「探すのにどれだけの日数が掛かるんだろう?」


彼女が言うように、探偵が智輝を見付けるのにどれだけの日数が掛かるのかは私も、気掛かりだったが二週間以内に見付かる事を今は祈るしかなかった。
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