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見られたせいで。
第2章 聞いちゃった
 その間長くて三ヶ月。あきたら知り合いの裏ビデオ制作会社に売り付ける。そこに売られたら人間としては最後だ。最終的には糞尿にまみれるか、馬や豚の獣チンポを受け入れる穴になるか。危ない薬も使うようなのである意味後腐れはない。
 さて、この女はどうしようか?公然猥褻よりも窃盗で責めた方がダメージを与え易いのだが。万引きしてくれないかな。店長に知られたら首を絞められそうな事を考えながら撮影を続けてると女は満足したのだろう。自撮り棒を仕舞い代わりに取り出した雑巾で愛液で汚れた床を拭く。こんな良識がある人間が非常識な行動をとる。まったく性欲とは恐ろしい。服を着直して離れようとした時ここがどこか改めて思い出したのだろう。平積みの一番上に置いてあるビニールのかかってない見本を開く。あの辺りに有るのはは鞭や蝋燭、針山責め、スパンキングに刺青とハードな責めを受けるM女の写真で有名な雑誌だ。先程までの火照りが帰ってきたのか息を乱しポーッとしたまま雑誌をバックに入れてしまう。この際故意も偶然も関係ない。証拠の動画もバッチリ撮れてる。さあ、店員の仕事をしよう。暖簾を潜る前に女の手首を取る。いつもの台詞だ
 「見~ちゃった。」
 俺の尋問室にご案内!

 そこから先は早かった。三神愛美探偵事務所の所長であること。旦那は長期の単身赴任で当分帰って来ないこと。仕事が仕事なので時間が不規則なので間も無く3歳になる娘の面倒は同居している実父母に任せていること。
 そこそこ自由に出来る金があって家に帰れなくても仕事と言えば許される。旦那が留守でオマンコにはクモの巣がはってる。好条件だ。
 「お前さ、え~っと愛美だっけ?自分が何したか判ってる?」
 「すいません。無意識で。」
 「無意識で盗りたくなるほどハードなSMが好きなんだ。」
 「ち、違います」
 「違わないよ!」
 俺は雑誌を適当に開く。どのページを開いてもハードな責めを受けて傷付きながらも恍惚の表情を浮かべてる女の写真だらけだ。
 「知ってるか?ここに載ってる女の半分以上は一般人だ。ご近所さんにはセックスなんてしてませんって顔しながら夜な夜な虐められて悦んでる。愛美にもわかるだろ?」
丸めた雑誌で頬を叩くとそれだけで息が熱くなってくる。
 
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