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【Hな体験】図書室で後輩と
第2章 その先は、突然に。
「普通、本のひもって本の最後のほうにあると思うんです。でも、この本のひもは割と最初のほうにあったんです」
「た、たまたまじゃないかな」
中村さんは本の赤いひもをつまみ、本を開いた。
中村さんはページの始まりに指をそっと置くと、文字をなぞり朗読を始めた。
「俺はベッドに横たわる彼女から目を離せなかった。か細い指で、一つ、また一つと身についているものを取っていく。『先輩――。私のこと、好きですか?』もう治らない病気の体で、彼女は”生きようとしていた”」
中村さんは指を止めることなく続ける。
「『先輩。私のこと、抱いてください』そう言って、彼女は冷たい手で俺の手を取って、自らの胸に当てた」
中村さんは、本から顔を上げて僕に顔を向けた。
「た、たまたまじゃないかな」
中村さんは本の赤いひもをつまみ、本を開いた。
中村さんはページの始まりに指をそっと置くと、文字をなぞり朗読を始めた。
「俺はベッドに横たわる彼女から目を離せなかった。か細い指で、一つ、また一つと身についているものを取っていく。『先輩――。私のこと、好きですか?』もう治らない病気の体で、彼女は”生きようとしていた”」
中村さんは指を止めることなく続ける。
「『先輩。私のこと、抱いてください』そう言って、彼女は冷たい手で俺の手を取って、自らの胸に当てた」
中村さんは、本から顔を上げて僕に顔を向けた。

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