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累(かさね)
第1章 累(かさね)
「課長!!今なんて言うたのでおますか!?そななことがよく平気で言えましたね!!」
「(ニコニコ顔で)なにを言うのだね…ワシは長い間かわいがってきた大事な従業員さんを守るために言うたのだよ…」

上司の男性は、ニコニコ顔で慶彦にこう言いました。

「慶彦さん…おじさま夫婦の言葉の糖衣にだまされたらアカンよ…そなな都合のよすぎる事業所へ行くことはジタイして大阪の農機具組み立て工場へ転籍した方が100パーセント安全なんだよ…もういいから、3月中に書面書いてワシのところへ持ってきたら転籍の手続きしてあげるけん…」
「それだったら一度書面読んでからにします。」
「書面なんか読まんでもええ…慶彦さんはサインする欄にサインだけすればいいから…書面にサインするだけで採用されるから…しちめんどい面接なんか受けなくてもいいのだよ…履歴書なんて作らんでもいいのだよ…ホンマに書面にサインするだけで即採用されるのだよ。」
「課長…課長こそ頭がいかれとんとちゃいまっか?」
「慶彦さん!!ワシは慶彦さんが4月1日以降に困らないようにするためにいよんのにワシの言うことが信用できんのかね!!」
「そないに怒らんといてくださいよぅ…要は書面にサインするだけでいいのでしょ…それと、ぼくは職を転々とするようなことはしたくないのです!!」
「ああ、分かったよぅ…事業所を変えるのは今回だけだから…今回だけだから…たのむ…サインした書面持ってきたらワシが転籍の…」
「分かりましたよ!!」

上司の男性は、ヘラヘラとした表情で『助かったよ…』と言いながら肩を気安くたたいて、口笛をふきながら部屋から出て行きました。

ふざけとんかボケ課長は…

上司の男性から気安く肩をたたかれた慶彦は、ブチキレを起こしてしまいましたので、上司の男性のデスクの引き出しから会社名義のセディナ(クレジットカード)と1000万円分の小切手帳と会社名義のスマホ2台を盗んで職場放棄をしてしまったのでありました。

慶彦は、職場から勝手に出て行く前に休憩所で口笛をふきながらタバコをくゆらせている上司の男性の背中を思い切りけとばして、高級スーツに靴底をつけて汚したあと、職場の社歌を替え歌で歌いながら職場の悪口を言いまくっていました。
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