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ディープフォレスト
第2章 回帰
「大ババ様が幼い頃は、まだ男の人がいたんだって」
不意に
エバーが
アキトに耳打ちする。
それがいったい
何十年、
あるいは
何百年前のことなのか
アキトは息を飲んで
大ババを見た。
こっちを見ている
気配はない。
むしろ
何に対しても無反応で
生きているのかすら怪しい。
「男がまだいた頃は、まだあのフォレストとやらを信仰なんてしてなかったんだろう?」
老婆たちに
罰当たりな発言だと
そうとられながらも
アキトは
大ババだけを
じっと見た。
この声が
届いていないのか
大ババからの反応はない。
もし誰か
『知っているとするなら』
その希望は
この大ババ以外には
期待出来ない。
「何故あの悪魔が神になった。オレの知らない歴史を教えてほしい」

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