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ディープフォレスト
第4章 言霊
まとわりつく蔦が
二人を包み始めていた。
「早く逃げないとエバーまでフォレストに」
「アキトと一緒ならいいの」
そのままキスをすると
エバーが
アキトの唇を舐めた。
赤い果実が
感覚を痺れさせていく。
いつしか
蔦は繭のように
完全に二人を
閉じ込めていた。
閉鎖された狭い空間は
まるで落ち着く場所だ。
フォレストに
悪意があるかは
何も伝わってこない。
アキトの意識には
エバーが
エバーの意識には
アキトが。
お互いだけがそこにいて
それ以外何も気にならない。

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