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ディープフォレスト
第4章 言霊
蔦を辿り進むと
辺りは見たこともない茸や
果実がたわわに実っていた。
甘い香りが満ちて
よく熟れているのがわかる。
アキトの腕に
まとわりつく蔦を
引きちぎり行くと
後ろから
エバーの悲鳴が聞こえ
弾かれたように
振り返るアキトの視界に
今にも飛びかかりそうな
リシュと
尻餅をついている
エバーの二人が見えた。
「リシュ!」
興奮しているリシュは
手が付けられない。
アキトは
手近にあった果実をむしり
次々に投げ付けた。
果実はぶちゅりと弾けて
リシュとエバーに
降り注ぐ。
赤い果汁が
まるで血のようで
リシュは驚いて逃げ出した。

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