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ディープフォレスト
第3章 命題


エバーの
突然の登場に

アキトは真っ青になったが

リシュもまた驚いた。


それぞれが
パニック状態の
まさに修羅場だ。


「アキトから離れて!」


果敢にも
エバーは
武器になりそうな
頑丈な枝を拾い

その枝先を
リシュに向けたまま
ジリジリと二人に近付く。


「まて!誤解だエバー!」


今にもリシュに
攻撃しそうな
エバーの気迫に

リシュも
威嚇の唸り声を上げた。


近付くエバーの視角にも
やがてその全貌が映された。


リシュの下敷きになって
川に仰向けに倒れている
アキトは

リシュと繋がっていた。


「きゃあ!いやぁあ!」

「違っ、これも誤解だエバー」


浅瀬とはいえ
川の流れも手伝って

もがけども
アキトは身動きが取れない。


「くそ、抜けない……とりあえず一回どいてくれ、リシュ」


必死に懇願するが
相手は半分も
言葉など理解しない。

泣きたくなった。


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